ボタン押す係→秘書への道

工場の機械作業員(ボタンを押す係)から秘書へ❁.*・゜華麗に転職したい夢ブログ

秘書になりたい理由

理由… 


改めて考えると、公言できるような

もっともらしい理由は…


無い。


強いて言えば、


昔から

「先を読んで準備した事柄を

 喜んでもらえたときが愉悦」

みたいな部分はありました。


それは今の仕事でも

【かつて】活かしていました。


次の作業がしやすいように、

自分の作業が早く終わるように、


何を準備すれば合理的にこなせるか

どうすれば作業の無駄なく

装置を稼働させられるか


入社後まもなく、

改善(作業時間の削減、低減)では

社内で上位にあがりました。


が、


褒めてくれたのは上司だけで


職場の人たちからは嫌われました。


なぜか?


私たち正社員は月給制ですが

職場には契約社員、派遣社員がいます。


彼らは【時給制】です。


1時間あたりに

素早く作業をこなしても

だらだら作業をしていても


もらえる賃金は同じ。


だったら…ゆっくりしたいでしょ?


たくさん作業をしても

正社員になれる訳ではないし。


※正社員登用制度はありますが、

筆記試験や年齢などの条件が厳しい。


改善をすると

その手順が基本になるので

ゆっくりすると作業が進まず、

装置の稼働率が下がり、指摘されます




私たちの首を絞めないでよ




いたたまれなくなった私は

先回りや効率的にしたい気持ちを

すっぱり捨てて


ただ、もくもくと

何も考えずに

ボタンを押す係になりました。


二度手間でも

無駄な行動でも


見てみぬふり。


「すみませ~ん、できませ~ん」

そういうのが口癖の

給料泥棒になりました。


上司からの評価は下がり、

査定も下がりました。


しかし、育児中の短時間勤務は

もともと査定も低くなるので

もう諦めることにしました。


ただ作業をして、ただ毎日を過ごす。


身体も気持ちも楽でしたが


あと30年も自分の能力を殺したまま

ただの作業員として終わるの…?


上司や職場の人の誕生日には忘れずに

できるだけ、おめでとうを伝えたら

「媚び売ってる」「したたか」

「むしろ気持ち悪い」「失礼」


こんな職場でずっと過ごすの…?


よかれと思う事が疎まれるのは

仕方ないとして


もっと自分らしく居られるところに

行きたいなぁと

ぼんやり考えていたところ、


書店で、秘書検定を見かけました。


高校卒業してから

何も勉強していないし、

一般常識を確認するためにも

とりあえず挑戦してみようかな…


そんな気持ちで

準1級を取りました。


そうすると


何かを学習したスマホが勝手に


秘書の求人を

表示するようになりました。 


何の気なしに見ていると


家の近くにある有名な企業が

重役秘書を募集していました。

さすが、勤務時間の割には

とても良い給料です。

短時間勤務にしても今の倍以上…


しかし、そこの条件は…


・TOEIC 700点程度






いつでも休める職場で、楽をしながら

定年まで安定した立場で給料泥棒。

だけど家庭には非常に優しい勤務。  

交替制なので休日も多く、

親孝行や祖父母孝行も出来ています。

きっとこの先、介護休暇なども

取りやすいでしょう。


いっぽう、


充実したやりがいのある仕事

先を読み、縁の下の力持ちとして

誰かの役に立つ仕事。

だけど、責任や頼られる職務上、

家庭は犠牲になるかもしれない。 

イレギュラーな対応も多く、

休日は暦通り、旅行や親孝行は二の次。


子育てがひと段落する頃には

もう転職できる年齢を過ぎてしまう。


悩んでいる現在。


どうしてもなりたい訳じゃないけど

よその芝生は

いつだって青くてキレイだと思う。


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